
春分過ぎてしばらくすると.......空は青く清々しく晴れて明るく気持ちのよい日が多くなります。
そして穀雨の前に色々とガーデニングの準備をする季節ですね。
ラナンキュラスについてNo.3
最後に、水あげ&長持ち生け方のコツをお話しさせていただきますね。
以前、講談社さん「週間花百科フルール」図鑑や千趣会さんの「初めてのアレンジレッスン帳」(全36冊)などのフラワーアレンジや育て方などの監修をさせていただいた時代と違って品種改良もすすんで水あげ方法も異なってきました。
(今でも参考にして下さっているとのお話しをいただき感謝でいっぱいです。本当にありがとうございます。)
今現在は
☆農家さんの地域の気候変動
☆水あげする時の気温と水温
☆お花の状態を見て新聞紙に包んでいる時間を調整
☆花の状態をみて葉を取り除く量をかえる
以上を考えながら仕入れをして水あげを行っています。
でも皆様は水あげが終わったお花を買い求めることが多いかと思います。
最近では水あげをしないで販売するお花屋さんも増えているので、コツを知っているとちょっぴりお得かもしれませんね。
(水あげ作業は技術と手間がかかる作業の為、市場からそのままで販売するお店は安価になっています)
水が下がってしまった緊急時に参考にしていただけると最後までお花屋を楽しめるのでお手入れなさってみてください。
《 ラナンキュラスの水あげ&長持ちのコツ 》
お菓子のように可愛い品種が色々と楽しめます。
ラナンキュラスは大型で花弁が多いものや
ステムがスリムで真っ直ぐの品種、変わり咲き品種、メシベか特徴的な品種、ポンポン咲き、異種間交配品種など.......
色々な美しいラナンキュラスがいっぱい。
この中で注意が必要なのが.......
ステムがスリムで真っ直ぐな種類
1番出回りが多い品種です。
約250枚近くの花弁が開いてくる為に、茎が耐えられなくなります。
☆もし頭が下がってしまった時は.......
花首が上を向くように真っ直ぐに茎を整えて新聞紙などで苦しくない程度に巻いてから切り戻し2時間位つける
(キツく巻きすぎると花弁が傷ついてしまうので注意しましょう)
☆茎が折れてしまったら.......
折れた少し上部分をカットして短くして飾る
《 長持ちさせて楽しむには.......》
茎を長めに花瓶に飾るにはちょっぴりコツが.......
お水を少なくする
そして.......
延命剤を入れてあげる
ことが大切
植物は光合成によって栄養分としてデンプンとショ糖を作っています。その為、延命剤に含まれる糖質を補ってあげると長持ちします。
時々、砂糖を入れると.......と言った質問もありますが細菌類が繁殖するので市販の延命剤を使っていただく事をオススメします。
ラナンキュラスはお水が大好き。
他のお花よりも吸収量が異なります。
☆毎日お水を取り替える
☆花器も毎日中性洗剤で洗う
☆花器の水量は少なめ
☆清潔でよく切れるハサミを使う
以上のことに気をつけてさらに.......
毎日ラナンキュラスの茎を切り戻して満開時には、短くして飾ってあげましょう。
最後は、お気に入りのカップやグラスに浮かべて楽しんでもよいでしょう。
もうそろそろ切り花も終わる季節。
ぜひ!フワフワしたラナンキュラスを最後までお楽しみくださいね。
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