
梅雨明けが近づき小暑を過ぎると暑さがだんだん本格的になってきますね。
この時期には、暑さに弱い植物の日除け対策も忘れずにしましょう。
結婚式のお仕事で使うことの多いユリの花。
エレガントなウエディングブーケでも大活躍するオリエンタル系のユリ。
希少なオリエンタルユリのお話しを……
《 ローズリリー 》
種苗会社さんとのお仕事で色々な新しい品種やこれからの品種などの出会いも多い私。
お付き合いのある生産農家さんで球根を1球いただいたローズリリーアイシャが開花しました。
ローズリリーは、幾重にも重なる花弁が豪華な八重咲きのオリエンタルユリです。
ローズリリーは
☆ アイシャ
☆ エレナ
☆ イザベラ
☆ アヌースカ
☆ サマンサ
☆ エディッサ
☆ リリーノア
☆ ラファエラ
☆ シタ
☆ サラ
☆ ダブルダイヤモンド
などなどがあります。
写真は私の育てたのアイシャ。
アイシャの切り花を市場で仕入れをする時には色々なサイズが可能ですが、ブーケ用だと3輪咲きを注文することが多く…1番花のサイズが30センチ2番花は15センチととっても立派な花です。
ホワイトトルネードの5輪咲きだと、1番花が10センチ5番花が6~8センチサイズ。
アヌースカは、1枚1枚花弁が剥がれるように咲く特徴。白にピンクの縁どりの花弁。頂花になるとかなりピンクは淡くなります。
ダブルダイヤモンドは、石鹸のような香りが特徴。
それぞれの美しさがあるので、デザインのイメージにあわせてキレイに咲かせて使わせていただいています。
《 RLユリ 》
RLユリとは、Rose Lilyのこと。
バラの花弁のように幾重にも重なる八重咲きのユリ。
中でもアイシャは、白花で30センチにもなる豪華な花が特徴です。
白い花弁に淡いライトグリーンのラインが入り爽やかな印象もあり、こんな美しいユリを見たことがないと…一目惚れされるかたも多いユリです。
今では、大手の種苗会社さんで入手可能です。
《 RLユリの育て方 》
1球または、2球セットのものがあります。
球根の選び方のコツは、鱗片が締まり球根全体にキュッと締まりがあること&下根がしっかりとしている事がとっても大切です。
☆ 植える場所と植え付け時期
水はけのよい日当たりのよい場所
11月~12月
☆ 植える深さ
球根の3倍の深さ
(ユリは、地際からも根を出すので茎が伸びてきたら増し土をします)
間隔は、20~30センチ
植え付け後にモミガラをマルチングとして使うのが私の育て方ポイント
☆ 土と肥料
完熟腐葉土&堆肥&肥料
植え付け前に深く耕すのも大切な作業。
(茎が伸びて増し土をした時に肥料もプラスしましょう)
☆ 生育
基本、表面が乾いたらたっぷりと水やり。
ユリの球根は、乾燥に弱く乾きすぎると蕾が開かずに落ちてしまいます。開花時は、特に水が必要になるので水切れしないように毎日チェックしましょう。
(土の状態、空気の乾燥具合、気候にあわせて水やり。調整しましょう)
☆ 開花
6月~7月に開花
☆ 花後
花後は、花首をカット。
少なめの肥料を与え、葉が黄色くなるまで球根を育ててから掘り上げましょう。
草丈が80センチ~120センチ位になりますので、お庭のフォーカルポイントになる場所がオススメです。
来年の夏には、咲く曖昧の美しさを愛でてみませんか…甘く爽やかな香りを楽しんでみてくださいね。
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