
風にのってハゴロモジャスミンの香りを感じる頃・・・モッコウバラやハナミズキ、ネモフィラなども満開になる頃。
宿根草も新芽が伸びるとともに水分の蒸散が盛んになり乾きやすくなります。
そのため・・・水切れには十分注意したい季節です。
今の季節にオススメのガーデニングフラワーは何があるでしょう。
世界中でも注目されてるクレマチスは
どんな楽しみ方をしたらよいでしょうか・・・?
《 クレマチスの楽しみ方 》
クレマチスは、中国から渡来したのが16世紀。園芸品種の育種がはじまるのは19世紀。明治時代頃に世界の原種と交配して品種改良されたクレマチスが逆輸入され育種技術によって沢山の品種が見られるようになりました。
世界でもイギリスを中心としたヨーロッパが有名ですが日本生まれの品種も世界が注目されています。
個人的にオススメは、八重咲き品種。
この時期にお好みの品種を探してみては・・・?
失敗しない上手なクレマチスの選びかた・・・
『 買い求める時の注意したいpoint 』
☆鉢のサイズが18センチサイズ位のもの
☆鉢を少~し揺らして花弁が散ってしまうものはさけましょう。(株が欲しい場合にはOK。家庭で花を楽しみたい時には長く楽しめないので蕾の多いものを選んで!)
☆ツルの先端がきちんとあるもの(カットされていないもの)
☆葉がハリがあり濃い緑色。
☆鉢に対してまんべんなく葉が均一についていて、よく繁っているもの
☆下葉が黄色になっていないもの
☆株元を見て3本位出でいるもの
☆ツルが支柱に巻きついていて茎が折れたりしていないもの。
『 育て方のコツ 』
☆水やり
水きれすると、ダメージが大きい。開花中は水を多く必要とするので1日一回を目安に水やりをしましょう。
☆植え替え
買い求めた鉢よりも3センチほど大きい深い鉢に植え替えましょう。
植え替える時には、根鉢を崩さずに植える事が大切なpoint。
☆剪定
以外と知られていない・・・品種により剪定すると再度咲く事。生徒さんや園芸質問などでもご存知でない事が多い大切なpointです。
お花が散る前に、支柱からツルを外して株元からのツルの長さに対して2/5位を目安にカットします。(剪定する時は節と節の間をカットしましょう。)
四季咲き品種は、秋にまたお花が楽しめます。
☆置き場所
日光がよく当たる場所。
☆ツルの誘引作業
10日に一回を目安に誘引。
クレマチスは、葉柄が巻き付きます。
上から見て時計と反対まわりに優しく折れないようにゆったりと誘引してあげましょう。
(基本の誘引と同じように8の字)
☆肥料
クレマチスは、休眠しているのが12月と1月。それ以外は、年間に3回肥料を与えるようにしましょう。
・休眠から目覚める2月
・花後の5月下旬~6月中(品種により異なるので花後に)
・秋
肥料の与えすぎも株に負担がかかるので規定の量をまもりましょう。
6月にもなると病害虫の被害も出てきます。そのため予防のために殺虫殺菌剤をまいておくようにするとよいでしょう。
以前クレマチス協会の本のお手伝いさせていただきました。
育て方に迷った時には、クレマチスの本を手にとって解決なさってみて下さい。(トレリスやオベリスクなどを使用したクレマチスの鉢の楽しみ方をご紹介しております。クレマチスの丘での販売もございます。)
5月中旬からクレマチスは美しい季節です。静岡県のクレマチスの丘は魅力的な美しい場所です。ぜひ!クレマチスを見にお出掛けになられてみてはいかがでしょうか・・・?