
ロウバイの甘い香りを感じる年初月。
新春を寿ぐ香りは幸せの香り……
寒さがきびしくなる前に冬支度を完了されている季節。地球温暖化で暖冬の年が多いようですが思いがけない寒波に気を付けていただきたい時期。
美しい花を咲かせるバラの花。
この季節……どのようにバラの管理をしたらよいでしょうか?
《 寒い冬のバラ管理 》
バラは、葉を落として休眠期の季節です。
根の活動も休止しているので水やりも控えめにします。まだ芽も活動していないのでカイガラムシ防止を散布しておくとよいでしょう。
来月の半ばを過ぎると休眠から目覚めます。根が活動しはじめるために芽だし肥料を与えると春からの生育が変わります。
この時期に与える……オススメの芽だし肥料
速効性のあるバラ用液体肥料が初心者にはオススメです。液体肥料の場合は、規定の濃度に薄めた肥料を2月下旬~3月下旬の間1週間に一回の割合で与えるとよいでしょう。
置き肥の場合には、窒素:リン酸:カリ=10:10:10の割合のものがよいでしょう。
冬の剪定作業
この時期の剪定は、立派な花を咲かせるために行います。
鉢植え栽培は、姿を整えるためにも大切な作業です。
剪定すると以下のような……よいことがあります。
・よい花が咲く。
・早く沢山の花が咲く。
・株がコンパクトに美しい樹形になる。
・株内に日光が当たるようになる。
・シュートが出るようになる。
剪定の作業の仕方は……
1、全体の1/2程度の高さに剪定します。
2、枝の長さを調整する
(カットする枝は、花が咲かなくなった枝や枯れ枝と弱々しい枝、込み合った枝。1番花が咲いた枝を2~3芽を残して剪定するようにしましょう。)
*太い枝ほど春によい枝が出るので、深めに切り戻し細い枝は浅くカット
バラの品種によって細い枝に花が咲くものもあれば、太い枝にしか咲かないものもあります。
花を多く咲かせるためには、必要以上に枝を切らないようにすること…………
それは…………
花数 =枝数
なので切りすぎには注意が必要です。
《 剪定する時の注意の仕方 》
・割り箸からくらいのバラ枝タイプ…………
1番花が咲いた枝を3芽位残したところでカットするとバランスよく咲きます。
・鉛筆位のバラ枝タイプ…………
鉛筆サイズの枝のバラは、大きなバラが多いので開花するのにエネルギーが必要です。花を大きく咲かせたい場合には、蕾を調整すると立派な花を咲かせる事が出来ます。
・細い枝に花が咲くタイプ…………
コンパクトに咲くタイプが多いので出来るだけ細い枝を沢山残すように剪定すると多くの花が咲くでしょう。
特にツルバラは、芽が膨らまないうちに作業をするようにしましょう。
来月の立春頃には春の光になり、太陽の高度が高くなって昼間の時間も長くなっています。
あたたかくなってからの作業を楽しみに、もうしばらく……ガーデン作業も室内や日だまりで作業なさって下さい。