
夏至の時期・・・昼時間が長いのでガーデニングをしたい季節ですが、残念な事に梅雨。
この時期にあでやかな花姿のハナショウブ。日本原産のノハナショウブの改良品種で品種改良が盛んだったのは江戸時代
。ガーデニングの出来ない日に、傘をさして水面にうつる菖蒲を見に足を延ばしてはいかがでしょうか?
《 長持ちさせる切り花 のコツ 2 》
沢山の質問をいただきましてありがとうございます。
その中でも多く質問をいただいた内容を順番ご紹介させていただきます。参考になさっていただけるとうれしいです。
Q 新鮮なお花を買い求めたいと思っていますが、花選びがわからない?
花選びのコツ
A、夏の暑さで悪くなりやすい事もありますが、買い求める時の新鮮さ重要です。
チェックpointは・・・
・葉が元気でハリがあるもの
時間がたっていると、しおれてきたり垂れ下がったような状態や葉の先端が少し変色場合している場合は Χ
・蕾が元気な事
蕾が沢山ついているようなスプレー咲きのお花は、蕾から水が下ります。そのため蕾の下部分のガクや蕾の先端変色がある場合は Χ
・花芯が美しい事
花の姿は見ても花芯を以外と見ていない方が多いようです。花芯は花粉がふいていたり、小さなシミはカビの危険性があるので Χ
・花弁の色ツヤ
時間がたつとハリツヤがなくなりシワが多くなってきます。
Q、手に入りやすいお花の選び方のコツは???
A、お花やさんで多く販売されている花材の新鮮さがわかるとより長持ちします。
手に入りやすくテーブルフラワーのチェックpointは・・・
☆ カーネーション
・花弁の水分が多く咲きすぎていないもの。
・ガク部分が変色なくガクの切れ目が深くなっていないものがオススメ。(25年位前にはガクにテープを巻いて出荷している生産者さんもいらっしゃいました。)
・花のガク近くが堅くしまっているもの。
☆ バラ
・葉にハリがあり上を向いているものが新鮮。
・花弁に縦シワがなくガク近くの部分がフカフカして柔らかくなっていたらΧ
(高芯咲き、剣弁咲きタイプのものの場合。一重咲き、ロゼット咲き、ボンボン咲き、カップ咲きの場合はフカフカしていても大丈夫。)
☆ ガーベラ
・花弁が下向きになっていたら Χ
・花芯の花粉が出ていたら Χ
・ビニールのキャップがついていたらΧ
(生産者さんからの輸送中の保護のためについているのでお店でついている場合は蒸れている危険性があります。)
☆ キク科の植物
・葉に勢いがある
・葉に水分量がすくないものは Χ
・キク科のものは葉から悪くなるので葉が沢山取り除かれているもの Χ
《 季節にあった花選び point 》
野菜もお花も旬なく通年ある種類も多くなりました。でも野菜は旬のものを食べることでビタミンも多く摂取出来るようにお花も旬の花選びが大切になります。
夏に旬を迎えるお花は高温でもある程度適応するので失敗が少なく長持ちする結果になります。
夏が旬のお花は、ユリやトルコキキョウ、アガパンサス、サンダーソニア、アルストロメリア、ヒマワリ、ジニア、千日紅、アンスリウムなど・・・です。
お花屋さんに並んでいるお花も毎日キチンとケアされています。
Q、夏にはどんな花を買ってどんな風にケアをすると???
A、お花屋さんは毎日、花にあわせてケアをしています。それを学びたいためにアルバイトなさる生徒さんもいらっしゃるほど・・・
どんな花をどんな風にケアすればよいか?花を買い求める時の参考にしてみて下さい。
☆ ヒマワリ
北アメリカ原産でキク科の植物。夏の暑さにも比較的強いお花。
以外と知らない方が多いコツは・・・暗い場所に飾るとダメになるヒマワリ。
太陽が好きな花なので優しい日光が感じられるお部屋に飾ってあげる事が大切です。
☆ アルストロメリア
南アメリカ原産でユリズイセン科のお花。イギリスやオランダで交配され沢山の品種があります。
しっかりと水あげをすることで蕾がきれいに咲いてくれます。夏でも長持ちしやすいお花のひとつですが、コツは葉を取り除いて葉からの蒸散を少なくしてあげる事がpoint。
☆ サンダーソニア
イヌサフラン科のオレンジの鈴のような可愛いお花。南アフリカ原産なので長持ちするお花のひとつ。買い求める時に下部分の茎を持って真っ直ぐに立たないものはさけて・・・細い茎でもしっかりと立っているものは長持ちします。水の上がりも簡単でオススメ花材。
☆ グロリオサ
ユリ科のアジア原産かアフリカ原産のために暑さに強いお花。黄色のルテアは特に蕾も咲きやすく爽やかなオススメ花材。ツル性の葉がからまるので扱う時に折れないように注意が必要です。
アレンジメントなさったら毎日の水かえと切り戻し。エアコンの風に直接あたらない涼しくてお花の居心地よい場所選びをなさってみて下さい。
次回は『切り花の長持ちさせるコツNo.3』知っていると違う!花をいけるときの大切なケアpointを・・・小さな工夫で長持ちするのでお楽しみ下さい。